Darkness Butterfly
「あたし、関係ないじゃん。普通の高校生になのに、どうして助ける為にあたしを関係させんの?」
てゆーか、助けるって何なのさ?
ソファーに足を乗せて、体育座りをする。
不意に髪の毛を触られる感じがした。
良壱を見ると、髪の毛を梳いている。
別に嫌ではなかったから何も言わない。
何から助けるの?
とは聞かないでおいた。
“感謝もされてるけど、怨みもされてる”
そんな良壱の言葉が頭に残っていたから。
「これ、何?」
次に出た言葉に良壱は怪訝な顔をした。