ワタシ、コイシテル。
そして、美容院。

いつもは近所の美容院で済ませていた私。

当然こんなおしゃれな町ではない。

田舎には住んでいないけど、

私のすんでる街は下町にちかい。

ちょっと私はどきどきしてた。

そしたら、『手、つなご?』

彼からの誘い。

『彼女さんいるでしょ』

コレが私の返答。

そして美容院でカットしてもらう。

その美容院のお姉さんが彼のお気に入りの人らしい。

そのお姉さんは綺麗な人だった。

そして、私の髪もその人が切ってくれた。

『奈々実さんはあの真人さんの・・・・』

お姉さんに聞かれて即返答した。

『違います、私はただの友達・・・で・・』

なにかが胸に刺さる感じがして、ちくんとした。


美容院でカットが終わると、鏡にはいつもとは違う自分が映っていた。

ちょっとびっくりした。

そしてさらに・・・

美容院を出た後、彼から手をつないできた。

私の心臓は高鳴った。


その後、場所を移して夕飯を食べた。

そして少しぶらついてその日は帰宅。



それから、彼との微妙な関係は始まった。


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