SEVEN‐GUARDIANS
「今日は前回の続きからお話いたしましょう。」
姫はしっかりと椅子に腰掛け、
乳母の話の続きを待っていた。
「今日はこの間の続きで種族について話しましょう」
乳母はゆっくりと語りだす。
「前回私たちは人間族と言いましたね。
種族の中で私たちに似ていて、耳が特徴的なのがラミス族です。
その耳は長く尖っています。
不思議なことにラミス族は女性しかいない種族なのですよ。」
乳母は少し間をあける。
その間も姫は乳母が再び口を開くまでじっと耳を傾けていた。