繋いだ手を離さない~二章
怜哉はその言葉にビクッとし恭哉を睨んだ


「何が言いたいんだ」


低い声で睨む怜哉にお構いなしに口端を上げて笑う


「今日、妹が出来たんだ。写真見たい?怜哉君」


「妹だと?」


「そっ、この子だよ」


クルクル回していた携帯を開き待ち受け画面を怜哉に見せた
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