繋いだ手を離さない~二章
溜まっている仕事をこなす


時計を見ると10時30分…何度見ても針があまり進まない


イライラしている怜哉をみて千明がクスクスと笑い出した


「社長、早めに出ますか?フフッ」


「…あぁ」


千明の運転で会社を出て走り出す。
住宅街にある産婦人科


入り口から少し離れた所で車を止めた


前に来た時は真弥と車で帰る所を見かけたが今日は真弥の車が止まっていなかった。

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