繋いだ手を離さない~二章
「待って…」


瑠衣が立ち止まった時…


「武藤瑠衣さんー、診察券忘れてますよ」


病院の入り口に看護婦さんが叫んでいたのに振り向いた瞬間


『早くしろ!!』


後ろの車の中から聞こえた声…


瑠衣は知っている
昔聞いた思い出したくない人物の声だった
< 125 / 249 >

この作品をシェア

pagetop