繋いだ手を離さない~二章
車の中では静かな時間が過ぎた


でも怜哉は瑠衣の手を握ったままだって

「瑠衣ちゃん」


突然運転してる千明が声を出した


「…千明さん、黙っててごめんなさい」

「ううん、でもびっくりしたよ。瑠衣ちゃんがママになるってね」


フフフッと千明は笑った
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