繋いだ手を離さない~二章
「瑠衣ちゃん、私は2人の息子の…怜哉のあんな表情を見るのは初めてで嬉しかったんだよ」


父親、葛城晴哉は話し始めた


仕事を第一に考え家庭は母親任せ


2人の息子は財団の為に幼い頃から勉強させた


恭哉は元々明るく誰とでも仲良くなれるタイプだったから勉強の合間に遊んだりして息抜きをしていたが


怜哉は正反対だった
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