繋いだ手を離さない~二章
真の兄妹
夜が明ける
鞄の中にはいつもと違う物を入れた
スーツを着ていつもの何も知らない俺を保つ
車を走らせ怜哉を迎えに行く
「おはようございます怜哉様」
「はよ」
やつれた顔をして、どこか遠くをみている鋭く冷たい瞳
早くあの時のような優しい瞳に戻してあげたい
だから何があっても連れ戻したい
鞄の中にはいつもと違う物を入れた
スーツを着ていつもの何も知らない俺を保つ
車を走らせ怜哉を迎えに行く
「おはようございます怜哉様」
「はよ」
やつれた顔をして、どこか遠くをみている鋭く冷たい瞳
早くあの時のような優しい瞳に戻してあげたい
だから何があっても連れ戻したい