繋いだ手を離さない~二章
ふと参列者の一番後ろを瑠衣は見て視線があった


‘おめでとう’


そう口が動いたのを確認して微笑んだ


来てくれた2人のお兄ちゃんだった


『瑠衣、2人…特に隆二を許してやってくれ』


「2人は私のお兄ちゃん、ずっとだよ」

歩きながら2人は話をした


徐々に愛しい人に近づく


最前列には天使達がスヤスヤ眠っていた

瑠衣は白のタキシードに身を包んだ怜哉を見た
< 248 / 249 >

この作品をシェア

pagetop