繋いだ手を離さない~二章
「瑠衣ちゃん、ちょっと来てもらえる?」


部屋でボーっとしていたら紅聖が呼びに来た


「はい」


長い廊下を歩き奥の部屋で止まった


(コンコン)


『入れ』


扉を開けて入ると奥のソファーに和服を着て黒髪を後ろに流し鋭い瞳をした男性が座っていた


「親父、連れてきた」


「ああ、ここに座りなさい」


父親の前に紅聖と瑠衣が座った
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