繋いだ手を離さない~二章
真弥の後ろで小さな声がした


「私1人でならいいですよ」


瑠衣は写真を撮れば怜哉も見ると分かっていた。しかし、怜哉を苦しめているのなら会うことは出来ないが写真ならと思った


「瑠衣、いいのか?」


「うん、ここにいるのはもう知っているんでしょ?会う事は出来ないけど写真ならね」


瑠衣は優しく微笑む

(カシャ)
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