隣の北村さん。
え、何?このご時勢に呪い??

コレって俺の耳が聞き間違えたの???

『大家さん呪って・・・冗談ですよね?』

沈黙に耐えられず俺は大家さんに尋ねた。

すると大家さんの口元にはうっすらと笑みが浮かぶ・・・

余計わからねよっっ!!!

つい心の中で突っ込んでしまった。

『ばーさん、若い子たちからかったらかわいそうだぜ?』

武田さんが見かねてか、部屋の中から窓を開けて顔をだした。

『え?じゃ、やっぱりうそ?』

俺は内心少しがっかりしている自分に苦笑した。

『まぁ、あながち嘘じゃないが、まぁ、コレはのろいじゃないぜ。
 ただ単に、蛇口が緩んでたのと、排水溝が詰まってたのが
 かさなっただけだな』

『ちっ』

え?

今武田さんの言葉の後に『ちっ』って・・・・・


大家さん。。。。。。。

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