隣の北村さん。
よって、北村さんの部屋は武田さんによって修理されることになった。

その修理の間、北村さんはなぜか俺の部屋に・・・・

『あの、お仕事は?』

沈黙をやぶったのは北村さんだった。

向かい合ってとりあえず座っては見たが、何を話していいのかがわからず

部屋にはシーンとした空間が広がっていた。

『あぁ、そろそろ支度しないとだね』

俺は時計を見て立ち上がり支度を始める。

『北村さんは仕事大丈夫?』

『あ、えっと、私は明日からなので・・・』

『そっかぁ・・・それじゃ、部屋の鍵渡しておこうか?』

軽率な行動だとはおもったけど、

この部屋には取られてまずいものって特にないし、

まぁ、あえて言うなら貯金通帳ぐらいだから、

持ち歩けばいいかなぁっとか思って北村さんに鍵を渡した。

『あ・・・あの、良いんですか?』

『えぇ。隣の部屋直るまでここにいていいよ。
 8時ぐらいには帰るから、そのとき鍵もらいに行きますね』

『あ・・・ありがどうございまずぅぅ~』


だから・・・・鼻をかめ・・・。




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