隣の北村さん。
部屋に入って俺は驚いた。

部屋のテーブルには食事の支度がされていた。

『こ・・・コレ・・・』

俺は驚きすぎて言葉がでなかった。

『コレは・・・その・・
 お部屋をお借りしてしまったので、些細なものしか作れないのですが、
 夕飯つくってみたんです・・・』

ちょっと感動した。

生まれて初めて親以外の女の人の手料理。

『あ、ありがとうございます』


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