隣の北村さん。
北村さんの部屋のドアを開けると、

ソコは水の国となっていた。

『いったい何やったらこんなことに!?』

『わからないんです・・・朝顔を洗おうと思って蛇口をひねったら・・・・
 一気に水がずばぁぁぁぁぁ!!!ってとびだしちゃって・・・』

おお泣きする北村さん。

仕方がなく朝から大家さんをよんで、何とかしてもらうことに。





そして大家さんの家に行くと・・・・・

何っていうんだっけ?あの頭に巻くヤツ・・カール? 

いっぱいのベターな姿でご登場。

『あの、ちょっと北村さんの部屋が水浸しになってまして・・・・』

そういうと俺たちの間を通って大家さんはとなりの家のドアを叩いた。

ソコから出てきたのは・・・



いい体つきをした30代ぐらいの男性。

姿はタンクトップと短パン。

柄パンじゃなかっただけましか・・・

『ちょっとわるいんだけど、あんたの上の階の部屋が水浸しになってる
らしいのよ、ちょっとみてくんない?』

そのひとはあくびをしながら首を縦にふった。

『なるほど、だから家の中なのにあめがふってきたんだ・・・・』

いいながら玄関先にあった小さな道具箱を持って2階に上がっていく。

その後ろを大家さんと俺たちはついていった。

『時島さん、あの方は・・・?』

『あぁ・・・アレは102号室の武田さん。
 俺も挨拶のときしか話したことないから詳しくはわからない・・・』




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