いつまでも、ずっと
「比奈ちゃん、それ、告白?」
「あのっ、そうなんですけど、
なんていうか・・・。
叶わぬ恋っていうか・・・」
あたしは必死に弁解した。
「俺も、比奈ちゃんスキだよ?
だから、叶う恋だね」
奏君がクスッと笑う。
「えっ、じゃあ、あたしと・・・
付き合ってくれるの?」
「もちろん」
叶わぬ恋、じゃなかった。
叶ったんだ。
「比奈ちゃん」
「え、何?」
とあたしは返事をする。
「俺、比奈ちゃんの事、
離さないから覚悟しててね?」
「・・・へっ!?」
覚悟?
てか、離さないって、
本当ですかー!?
奏君格好良すぎ!
奏君は、
「じゃあ、またね」
そう言って電話を切った。
ついに、奏君は彼氏なんだ。