いつまでも、ずっと
家に帰って、服を置き、
お兄ちゃんに疑問をぶつける。
「ねぇ、お兄ちゃん」
「ん?」
だるそうに返事をされた。
「奏君って、清楚系好み?」
やば、直球で聞きすぎたかも。
するとお兄ちゃんは、
「清楚系が好きなんなら、
今頃お前と別れてるだろ笑
お前、清楚の欠片もないし」
と笑いながら言われた。
確かに。
あたしは清楚の欠片もない。
服では清楚になれても、
心は・・・ね。
あたし、腹黒いし。
お兄ちゃんに
「ありがとう」
と言ってから、部屋へ向かう。