向日葵になりたい。(修正済)
夜空
日常
「ただいまぁ」
唯一あたしの帰りを待っていてくれる観葉植物たちへ声を掛ける。
「今日は暑かったから朝の水だけじゃ足りなかったよね。ごめんね。今、水あげるから待ってて」
そう声に出して思った。
あたし今日1日で一番声を出して話した相手はこの観葉植物だと。
まぁ、今日に始まったことじゃないか。
毎日そうだった。
普段は週に一度、母親から掛かってくる電話以外、メールも電話もほとんどならない。
そんな生活にも慣れてきた。
写真の中の幸せに満ち溢れてる2人へ目を向ける。
「今日はほんとに暑かったね」
2人は変わらない笑顔でこっちをみてる。
その2人の右側で笑ってるのは17歳のあたし。
もう10年経った。
写真の中のあたしは今はいない。
唯一あたしの帰りを待っていてくれる観葉植物たちへ声を掛ける。
「今日は暑かったから朝の水だけじゃ足りなかったよね。ごめんね。今、水あげるから待ってて」
そう声に出して思った。
あたし今日1日で一番声を出して話した相手はこの観葉植物だと。
まぁ、今日に始まったことじゃないか。
毎日そうだった。
普段は週に一度、母親から掛かってくる電話以外、メールも電話もほとんどならない。
そんな生活にも慣れてきた。
写真の中の幸せに満ち溢れてる2人へ目を向ける。
「今日はほんとに暑かったね」
2人は変わらない笑顔でこっちをみてる。
その2人の右側で笑ってるのは17歳のあたし。
もう10年経った。
写真の中のあたしは今はいない。