向日葵になりたい。(修正済)
「今日ね、明るくなったって会社で言われたよ」

写真の中の心の底から笑って幸せいっぱいの17歳のあたしと優しく微笑んでる彼に話しかける。

「もう、こんな風に笑えないのにね」



ちょっと若い男の子に話しかけられたからって何調子に乗ってんだろうあたし。

ばかじゃないの。

もう人を好きにはならない。

もう誰も信じない。




「分かってるよ。大丈夫だよ。」


写真に呟く。




あたしは最低の人間だから。




そしてあたしはまた元のように心に鍵をかけた。
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