向日葵になりたい。(修正済)
その日もいつものように定時で仕事を終え、駐車場へ歩いていると・・・・・


「ちょっ、待って、海ちゃん・・・」


陸の声だとすぐに分かった。

だから振り向かないで歩いた。



「待ってって」

走ってきてあたしの腕を掴む。



「・・・・何ですか?」

「何で避けるの?」

「避けてなんてないですよ」

「じゃあ何で電話に出ないの?」

「出て、何を話せばいいんですか?」

「海ちゃん、俺のこと嫌い?」





ズルいよ。
陸には奥さんがいるくせに。






「・・・・好きとか嫌いとかそういうの・・・・・」

「何で俺と・・・・・ああいうことしたの?」
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