向日葵になりたい。(修正済)
海は夢の中だったから覚えてないだろうけど、俺が仕事から帰って来た時、いつもなら起きてるはずの海が先に寝てたことがあった。

子どもみたいだけど俺は無性に寂しくていつもよりくっついてベッドで寝た。

その時、海は無意識にか寝ぼけてか俺に腕枕をして、俺が海にいつもするように頭を撫でてくれた。


幸せだと思った。

この幸せは絶対に壊したくないと思った。

この子と一生一緒にいようと思った。





海はいつも笑ってたね。

慣れない仕事で疲れて帰って来ても『おかえり』の一言と海の笑顔をみるとそんな疲れも吹っ飛んだ。

もう隣で見ることは出来ないけど、海にはずっと笑顔でいてほしい。


「俺のことは忘れて」って言っても、きっと海は「無理だよ」って言うだろうから・・・忘れなくていいよ。


でも幸せになってほしい。










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