向日葵になりたい。(修正済)
昼休み、あたしは美術室へ向かう。
「先生ぇ。いる?」
本を読んでた先生は顔を上げ
「そろそろ長谷川が来る頃だろうなって思ってたよ」
と優しく微笑みながら答えた。
この学校に入ってこの笑顔にあたしはヤラれた。
周りの友達の間でも「あの美術の先生ちょっとカッコいい」なんて話題にもなったが、あたしは口には出さなかった。
だってあたしは憧れだけでは終わりたくなかったから。
生まれて初めて一目惚れをしてしまったから。
それからあたしは絵なんか下手くそで興味もないのに美術を選択し、事あるごとに美術室に足を運んだ。
顔を覚えてもらい、名前を覚えてもらった。
もう後戻りできないほど好きになってから先生の左手の薬指に指輪が光ってるのを見つけた。
もっとはやく見つけてたら諦められた?
きっと答えはNO。
さすがに指輪を見つけた日は家に帰って泣いた。
でも気持ちは変わらなかった。
翌日。
あたしは先生に自分の気持ちを正直に話した。
「先生ぇ。いる?」
本を読んでた先生は顔を上げ
「そろそろ長谷川が来る頃だろうなって思ってたよ」
と優しく微笑みながら答えた。
この学校に入ってこの笑顔にあたしはヤラれた。
周りの友達の間でも「あの美術の先生ちょっとカッコいい」なんて話題にもなったが、あたしは口には出さなかった。
だってあたしは憧れだけでは終わりたくなかったから。
生まれて初めて一目惚れをしてしまったから。
それからあたしは絵なんか下手くそで興味もないのに美術を選択し、事あるごとに美術室に足を運んだ。
顔を覚えてもらい、名前を覚えてもらった。
もう後戻りできないほど好きになってから先生の左手の薬指に指輪が光ってるのを見つけた。
もっとはやく見つけてたら諦められた?
きっと答えはNO。
さすがに指輪を見つけた日は家に帰って泣いた。
でも気持ちは変わらなかった。
翌日。
あたしは先生に自分の気持ちを正直に話した。