向日葵になりたい。（修正済）
「じゃあまた大晦日にな」

「うん！今日はほんとにありがとね。じゃあお疲れ！」


駅に到着し、反対方向のあたしたちはそこで別れた。



雪が舞っていた。
でもあたしの心は暖かかった。

なのに。

「お姉ちゃんイブに１人？」

後ろから声が聞こえた。

せっかくいい気分だったのに何なのもう！
１人で何が悪いんだっつうの！

あたしは振り返ることもせずとにかく無視をして前だけみて歩いた。


「ねぇ無視しないでさ、俺とご飯でもどう？」

そのナンパ男はしつこく後ろをついてくる。
あたしは足取りを速めた。
するとナンパ男が突然「ねぇ彼女ってば」と言い腕をつかんできた。

「ちよっと！何すん･････えっ･････」

「お疲れさん」




そう言って笑ってるのは先生だった。



「えっ？････何でいるの？････何で･････」

「何でだろ。それよりちょっと寒い････」


確かに先生は小刻みに震え、手も氷のように冷たかった。



とりあえずあたしたちは先生の車へと向かった。
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