向日葵になりたい。(修正済)
「あ〜もう!その顔反則だから」

そう言うと先生は荒々しくキスをした。


その後あたしたちはお互いを確かめ合うように何度も愛し合った。

初めてではなかったけど、こんなにも心が満たされて、体中が快楽に染まる経験は初めてだった。








「最後の一線は越えないって決めてたんだけどなぁ」

先生が呟いた。

「・・・何で?」

「本気になるから」

「・・・あたしが?」

「いや…俺が。でもダメだった。海すげー可愛いから」

「・・・・・・・名前・・・・・」

「えっ?・・・あぁ・・・普段名前で呼ぶと学校でもポロッと言いそうだから我慢してた。心の中ではいつも呼んでたけど」

そう言って笑いながら先生は、腕枕をしてる手であたしの髪を優しく撫でた。


「明日も少し時間ある?」

「少しじゃなくていっぱいあるよ」

「じゃあ明日・・・いや、もう今日か・・・今日は海の誕生日プレゼントを買いに行こうか」

「だから何にもいらないってば」

「俺が買ってやりたいんだよ。何でもいいから今欲しい物言ってみ?」

「・・・・うーん・・・・」

「何もないはダメな」

「・・・・じゃあ・・・・」

あたしは答えた。
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