向日葵になりたい。(修正済)
結局一睡もしなかった。


腕枕が心地いい。
隣では子どものような寝顔の先生がいる。
その姿をみてつい笑顔になる。

あたしは先生の頬にキスをし、ベッドを抜けてお風呂場へと向かった。





シャワーを浴びて出てくると先生が起きて煙草を吸ってた。

「おはよ。起きたんだね」

「おはよう。うん。だって目が覚めたら海がいないから。ヤリ捨てられたと思ったよ」

そう拗ねたように言う先生。


「なっ・・・・ヤリ捨てって・・・・そんなこと・・・」

「プッ・・・アハハハッッ・・・・本気になってる〜」

「もう!先生ぇ!何でいつもからかうの?」

「海が可愛いからに決まってんじゃん」


またからかってるに決まってる。
頭では理解してるつもりでも顔が赤くなるのが分かる。


「先生ってさ、学校の時と全然違う」

「何がどう違う?」

「学校では穏やかでメガネで時々寝癖とかついてるのに普段はコンタクトで時々意地悪」

「俺、普段の性格意地悪なだけ?」

「うん。あっ・・・あと・・・・エッチ」

「ふーん。海はそんな風に思ってたのか」

「い、いや・・・・・えっ!?」

先生はあたしを抱き寄せキスをした。

「意地悪言った罰。そろそろ出掛けるか?」
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