向日葵になりたい。(修正済)
「心配してくれてありがと。でもほんとに大丈夫だよ。優しい人だから」

「うん・・・分かった。でも・・・前も言ったけど何かあったらいつでも俺らがいるってこと忘れるなよ。ってことで卵焼き貰った〜!」

「あぁ〜!最後の一個だったのにぃぃ!」





僚、ありがとう。
僚と沙耶と友達になれてほんとに良かった。
こんなに心配してくれてるのに・・・・・ごめんね。
キュッと胸が痛むけど先生とのことはやっぱり言えない。
ほんとにほんとにごめんなさい。





数日後。


あたしは先生とホテルのベッドにいた。


「そろそろ春休みだな。ちょっと遠出してどこかに一泊でも行こうか?」

「えっ・・・・ほんとに!?でも・・・多分・・・そんなことしたら先生から離れたくなくなっちゃうよ・・・・逃避行したくなる・・・気持ちの抑えがきかなくなりそうだし・・・・」

先生を見るとちょっと困った顔で寂しく笑った。

「じょ、冗談、冗談!じゃあ温泉でも行く?」

必死に取り繕った。


「・・・・・行こうか」

「ん?どこに?」

「逃避行するか?」

「またそうやって・・・・本気?」

「あ〜!その顔反則だって!海は気付いてないだろうけど俺のほうがずっと抑えてたんだよ!」
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