向日葵になりたい。(修正済)
鞄に服を入るだけ詰め込んだ。

簡単な手紙を自分の部屋のテーブルへそっとおく。

首には先生から貰ったネックレス。
それをキュッと掴んで深呼吸をし朝焼けの中、家を出た。


駅に着くまでの間、あたしは不安に押し潰されそうだった。

またいつもの冗談かもしれない・・・・。
もしかしたらいないかも・・・・。
そんなことばかり頭をよぎった。


約束の時間より10分早く着いた。

でももう、先生は居た。
いつもの優しい笑顔で。

「おはよ!さっ、行くぞ」

そう言うと先生はあたしの手を掴み歩きだした。


いつものデートの時のように。
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