向日葵になりたい。(修正済)
先生は夜から朝方にかけて仕事に行くようになった。

「海は好きにしてていいよ」と言われたけど、少しでも先生の負担を軽くしたいあたしは、朝からお昼までコンビニでバイトを始めた。

先生が仕事から帰ってきてあたしがバイトに出掛ける。
バイトが終わると先生の仕事の時間まで一緒に過ごす。
休みの日は天気が良ければお弁当を持って近くの公園へ。

決して楽な生活じゃなかった。
でも幸せだった。

これから夏がきて冬になる。

花火大会、仙台七夕、光のページェント・・・・全部一緒にみようね!と先生と約束した。



ある日の夜「1人でいてもつまらないだろ」と悠斗さんが店に呼んでくれた。

初めてみるウェイター姿の先生。

ヤバい・・・・カッコ良すぎ。

カウンター席に座ると笑顔で先生が接客をする。

「いらっしゃい。何飲む?」

「じゃあ烏龍茶で」

「はいよ。何か今日はバタバタしてて」

「あ、いいよ。気にしないで仕事して。あたしはここで人間観察してるから」


・・・・・・・・なんて言ったけど・・・・・。

明らかに先生目当ての人がいる・・・・。

あの人なんてさっきから何回も先生を呼んでる。
あっ!あの人なんて目がハートになってる。
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