向日葵になりたい。(修正済)
今日は2人で休みを合わせ、悠斗さんから車を借りドライブへと出掛けた。
隣の県まで足をのばし、お弁当を持って海辺へ。
日差しが暖かい。
サーフィンをしてる人もいる。
海辺はあたしたちにとって初デート・初キスをした特別な場所。
先生は近場へ出掛けても必ずといっていいほど使い捨てカメラとスケッチブック、鉛筆を持参していた。
カメラであたしを撮ってくれ、スケッチブックにはその場所、風景を描いてるらしい。
色をつけるまではまだ未完成らしく、あたしは完成するまで見ないと決めていた。
「ねぇ、先生?」
「ん?」
「絵の具くらい買ってもいいよ。それともそれは下絵?油絵にするの?」
「いいんだよ。
このスケッチブックの中に色を入れたいんだ。
だから色鉛筆でいいんだよ」
「ーーふーん。じゃあ早く完成させてね。
見るのすごく楽しみにしてるんだから。
あたし、先生の絵、だーい好き!」
「ハハッッ。ありがと」
先生の絵は優しい色を使う。
その絵を見た人、全てが優しくなれるようなそんな絵。
先生の性格そのままの絵。
ー
隣の県まで足をのばし、お弁当を持って海辺へ。
日差しが暖かい。
サーフィンをしてる人もいる。
海辺はあたしたちにとって初デート・初キスをした特別な場所。
先生は近場へ出掛けても必ずといっていいほど使い捨てカメラとスケッチブック、鉛筆を持参していた。
カメラであたしを撮ってくれ、スケッチブックにはその場所、風景を描いてるらしい。
色をつけるまではまだ未完成らしく、あたしは完成するまで見ないと決めていた。
「ねぇ、先生?」
「ん?」
「絵の具くらい買ってもいいよ。それともそれは下絵?油絵にするの?」
「いいんだよ。
このスケッチブックの中に色を入れたいんだ。
だから色鉛筆でいいんだよ」
「ーーふーん。じゃあ早く完成させてね。
見るのすごく楽しみにしてるんだから。
あたし、先生の絵、だーい好き!」
「ハハッッ。ありがと」
先生の絵は優しい色を使う。
その絵を見た人、全てが優しくなれるようなそんな絵。
先生の性格そのままの絵。
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