向日葵になりたい。(修正済)
給料袋を握りしめてあたしが向かった先は文房具屋さんだった。

近くやって来る5月5日の先生の誕生日プレゼントを買うために来た。

あたしは迷わず36色の色鉛筆を手にとる。




『こどもの日が誕生日なんて、やっぱり先生は子どもだね』

『うるせーよ』

そんな、以前やりとりしたことを思い出し、1人でフッと微笑む。



来年はもっといい物を買ってあげられるように少しずつお金を貯めよう。

先生の笑顔がもっともっと見たいから。
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