向日葵になりたい。(修正済)
「迷惑かけてないだと?
こんなことが世間に知れたらどうなると思ってる!
恥知らずがっっ!」

「あなた・・・そこまで言わなくても・・・・」

母が止めに入る。

「お前は黙ってろっ!
学校はちょうど春休みに入ったとこだったからお父さんが校長と相談して入院してることにしたんだ。
有り難く思え。
─まぁ、もうあんな学校には行かなくていい。
転校先も決めた。
手続きが済み次第、そっちに行ってもらう」

「・・・・なにそれ・・・・何でいつも勝手に決めるの?
絶対帰らない!」

「いい加減にしろっ!」

いつの間にか知らない男の人があたしの後ろに周り、羽交い締めにする。

「いやぁぁ!」


36色の色鉛筆がバラバラと音を立てて宙に舞った。











たった2ヶ月足らずであたしたちの夢は崩れ去った。














< 62 / 185 >

この作品をシェア

pagetop