向日葵になりたい。(修正済)
家に戻らされて一週間が過ぎようとしていた。
PHSを取り上げられ、家から一歩も出してもらえないあたしは、自分の部屋へ閉じこもって毎日過ごした。
観るわけでもないテレビをなんとなく点け、ネックレスを触りながら36色の色鉛筆とたった一枚だけ手元にある最後に行った海での2人で撮った写真を眺め、1日が終わる。
それの繰り返しだった。
この写真はあたしが毎日持ち歩いてたものだった。
他の写真は先生がきちんとアルバムにおさめてたが、この写真だけはどうしてもあたしが持ち歩いていたいと先生に言って貰ったものだった。
ほとんどがあたし1人や風景が多い中で2人で撮った貴重な写真だったから。
アパートを出るときに真っ先にアルバムを探したがみつからなかった。
─先生が持ってるよね?
まさか・・・・奥さんが捨てたなんてことないよね?
PHSを取り上げられ、家から一歩も出してもらえないあたしは、自分の部屋へ閉じこもって毎日過ごした。
観るわけでもないテレビをなんとなく点け、ネックレスを触りながら36色の色鉛筆とたった一枚だけ手元にある最後に行った海での2人で撮った写真を眺め、1日が終わる。
それの繰り返しだった。
この写真はあたしが毎日持ち歩いてたものだった。
他の写真は先生がきちんとアルバムにおさめてたが、この写真だけはどうしてもあたしが持ち歩いていたいと先生に言って貰ったものだった。
ほとんどがあたし1人や風景が多い中で2人で撮った貴重な写真だったから。
アパートを出るときに真っ先にアルバムを探したがみつからなかった。
─先生が持ってるよね?
まさか・・・・奥さんが捨てたなんてことないよね?