向日葵になりたい。(修正済)
「先生は?先生は元気?学校に来てる?」

「あぁ・・・・うん・・・・その話なんだけど・・・・・」


そこまで言うと僚が一定を見つめ、固まった。
あたしは僚の目線を追って顔をテレビへ向ける。

よく見た建物・・・。

「あっ・・・学校だ」

あたしが呟くと僚はハッと我に返り、明らかに動揺し始めた。


「う、うみ、ちょ、ちょっと話を・・・・」

「黙って」

「う、うみ・・・・」

「静かにして!」


僚の落ち着きのない態度に何故か不安になり大きな声になるあたし。

感情のないアナウンサーの声が響いた。







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