向日葵になりたい。(修正済)
「海〜!今日は天気いいぞ」

そう言いながらある日の平日、学校の帰りに僚がやって来た。


「・・・そうみたいだね」

「一緒に外に出てみるか?」

「行かない」

「フッ・・・まぁそう言われると思ってたよ。・・・って今日はもう1人連れてきたんだ」


僚の後ろからちょっと顔を覗かせたのは沙耶だった。



「海?久しぶり・・・・」

「・・・何しに来たの?」

「海!そんな言い方ないだろ」

僚が間に入る。


「だってそうでしょ。先生といなくなったあたしのこと軽蔑してたじゃん。
あっ、そっか、笑いに来たんだ」

あたしは淡々と言った。

「海!」

「──ひどい。心配してたのに・・・」

「上辺だけね」

「海!いい加減に・・・あっ!沙耶っ!」



涙をためて沙耶は出て行った。


「今のお前・・・・すげー嫌な奴。最低だよ」



そう言い残し、僚も沙耶を追って出て行った。



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