向日葵になりたい。(修正済)
「───ざけんな。ふざけんなぁぁ!
先生はあんたよりよっぽど真面目に生きてた。
知った風なこと言わないでよ!先生の悪口を言う奴は父親だろうとあたしが絶っ対許さねぇ!」

「そ、それが父親に対して言う言葉かっ!」

あたしの手首をつかんで怒鳴る父親。

それを母が遮った。


「もうやめてぇ!!───ずっと我慢してきた。でももういい!
あなたより海のほうがずっと大人よ。海が愛した先生のほうがあなたよりずっといい男よ!
私が何にも知らないとでも?金で愛人を囲ってるあなたよりこの子達のほうがずっと純粋じゃない!
あなたはね、自分が自慢できる子じゃないと嫌なんでしょ?恥ずかしいんでしょ?
でもね、海は私の可愛い娘なの。
この子を傷つけたたら私が許さない!ちゃんと頭に叩き込んでおきなさい!」


「・・・・・お母さん・・・」





父は顔を真っ赤にして部屋を出て行った。



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