向日葵になりたい。(修正済)
「──はい」

「あっ・・・海だけど・・・僚?」

「・・・・何?」



声が怒ってる。

沙耶にあんな態度をしたんだから当たり前か。



「うん・・・あたし・・・今から転校先へ向かうんだ。
もう会うことはないだろうから・・・・この間はごめん。
沙耶にも謝っておいて。
いろいろありがと。
・・・じゃあね」

「ちょ、ちょっと待って。
・・・・これから?
その学校って・・・・遠いって言ってたよな?今、どこ?」



突然のことでびっくりした様子の僚はあたしを質問責めにした。



「うん。電車で2時間かな。
あたし・・・・こっちで生活することはもうないからさ。
そろそろ駅に着くよ」

「すぐ電車に乗るのか?」

「うん。・・・・こうして電話ででも話せて良かったよ」

「・・・良くねぇよ。
・・・この間のこと・・・謝んないといけないのは俺のほうだ。
海がほんとに大好きな人を突然失って大変なときに俺・・・・最低とか言ったし・・・・」

「ほんとにもういいよ。
僚はいつまでも沙耶と仲良くね。
じゃあね」




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