向日葵になりたい。(修正済)
短大時代のあたしの中心はバイトだった。

卒業したら1人暮らしをすることが目標だったから。


夏休みなどはバイトの掛け持ちもした。

そのおかげで卒業近くには1人暮らしができる資金も貯まった。




周りは就職活動でバタバタしていた。




あたしの携帯が鳴るのは、定期的に母からの連絡くることと、たまーに僚から来る電話だけだった。



僚は高校を卒業すると、何を思ったのか、東京でホストになった。

今ではそこそこの人気らしい。



沙耶は保育士を目指し、大学に進学したと聞いた。

沙耶とはあの日以来、一度も連絡を取っていなかった。





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