向日葵になりたい。(修正済)
「もう帰りたいですか?」

「──えっ?」

「顔に出始めてますよ」

そう言って高原が笑った。



「こういう場ってちょっと苦手だから・・・」

「実は俺もです。
今回は幹事だから頑張って仕切ってますけどね。
───あの、女性にこういうこと聞くのは失礼かもしれませんが・・・長谷川さんっていくつ何ですか?
見た目はハタチそこそこだけど落ち着いてるから・・・・ほんと嫌なら無理に答え・・・・」

「27です」

「えっ?」

「聞こえなかったですか?27です」

「い、いや、そうじゃなくて、こんな簡単に答えてもらえると思わなかったから──って27俺とタメだ」



この人って結構童顔なんだ。
22、3だと思ってた。




───あの時の先生と同い年。







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