呟き【詩集】
届かぬ場所
だから知りたくなかったのだ
私には綺麗過ぎるから
例えばそれは、真夏の海の、太陽が反射してキラキラと輝く水面の様に
例えばそれは、深い深い森で見つけた氷の洞窟の様に
例えばそれは、大空を駆け抜ける沢山の流星群の様に
私の目には輝いて見えるのだ
キラキラ キラキラ と
そしてそれは、触れる事が出来ない
幻の様な 現実
そんなもの
無いのと同じなのに
届きそうな でも届かない距離で
私を魅了し続ける
もう見たくないよ
はやく 壊れてしまえ