呟き【詩集】
目隠し
時々煩わしくなる
自分の中にある
君に対する感情までもが
君から愛の言葉を聞く度
僕という人間が
とてつもなく小さく思えて
愛されていると実感する度
消えてしまいたくなるよ
理由は簡単
僕は僕が好きじゃないんだ
むしろ嫌い
君は僕の何処がいいの?
『全部』
そういって笑うけど
いつか別れが来た時
君は僕の『全部』を嫌いになるよ
恋は盲目 だから
君の視界がクリアになったら
僕という人間が見えてしまったら
きっと嫌いになるよ
いっその事
君にアイマスクをつけようか
そうすれば
この煩わしさからも
解放されるかな?