呟き【詩集】
夜明け
ずっと ずっと
真っ暗だった
僕の夜には
明るく輝く月も
きらきら光る星も無くて
たまに聞こえるのは
僕に対する悪口ばかり
だけど
君という存在を知ってから
僕の夜は少しだけ
輝きだした気がするよ
僕の夜に
小さな光をくれたのは
君が繋いでくれた手
もしそれが
ただの君の気紛れだったとしても
他人の体温なんて知らなかった僕には
夜明けの太陽みたいに
温かだったんだ