呟き【詩集】
無題


沈む 沈む

あれ程、見えない底に怯えていたのに
沈んでしまえばどうって事は無い


案外気楽なものさ
これ以上落ちる事は無いのだから



気のすむまでここにいて
 
光が恋しくなったらまた
上がれば良いのだ



そう思えば
真っ暗闇のこの場所も

少しは居心地良く感じられる


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