【続】禁断ゲーム



『それだったらさゆりも込めましたわ!』




「いや、君のは独占欲だったよ。愛じゃない」




『そんな・・・!』




ガクリと崩れるさゆりさん。



そんな彼女に近づき、手を差し伸べる省ちゃん。



なんだか、漫画でありそうなシーン。







「だからさ、これから本物の愛にすればいい。許婚とかそんなの関係なしに、俺のことを本気で愛してくれて、それが俺の心をつかんだら・・・・今度は俺から君の元へと出向くから」




『・・・はい!』



さゆりさんがそういって、省ちゃんの手を掴んだ瞬間



会場から大声援と大きな拍手が二人に送られた。



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