【続】禁断ゲーム
省ちゃんに手を引かれながら、さゆりさんはあたしと大雅の前に歩いてきた。
そして、深々と頭を下げられた。
『ご迷惑をおかけしましたわ』
「ホント、迷惑だった」
ちょ、ちょっと大雅君ー?!
せっかく謝ってくれてるのに!
『あの、そんなに気にしてませんからいいですよ?楽しかったし・・・ね、大雅』
「・・・ま、瑠菜といる時間は長かったからな」
『だから、大雅も許してあげて?』
「瑠菜がいいなら・・・いいけど」
ちょっと照れたように頭を掻く大雅が可愛くって、あたしの顔が緩む。
やっぱり、好きだなぁ・・・。