【続】禁断ゲーム


『ね、卵はふわとろ?とろとろ?とろろ?』




…ちょっと待て。



最後、関係ねぇ言葉じゃなかったか?



あの、山芋を頑張ってするやつじゃなかったか?



あれをチキンライスの上に…



…ありえないよな?


「ふわっと、とろとろしたやつがいい」



『わかったぁ!』



そして、何事もなかったかのように振る舞う瑠菜をみて


さっきのは幻聴だったんだと、一人、自分に言い聞かせていた大雅であった。



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