旦那様はヤンキーくん
「………あの子?
あの…あたしと同じ名前の子のこと…
夕翔、好きなの???」
……あたしと同じ名前…
って、彩乃か????
「すッ…好きじゃねえよッ//」
なぜか赤面する俺。
その場の空気がしらけた。
「…と、とりあえず!
別れるからな?
もう俺に近寄るなよ?」
それだけ言って、俺が去ろうとした時…
「もう本当に終わりならッ…
もう、あたしのこと好きに
なってくれないならッ…
全部、めちゃくちゃにするから!!」
綾乃が言った。
ただの脅しだろうと思い、俺は振り返って言った。
「…勝手にすれば?」
この時もう少し…
綾乃の言ったことを
少しでも疑ってたら…
違う未来がありましたか??