旦那様はヤンキーくん




今度は誰からだよ…


そう思いながら携帯を見ると…



俺は思わず目を見開いた。




【着信:綾乃】




「――――――……」




今度は許可を取るのも忘れて


俺は電話に出た。





「…もしもし…?」




『夕翔ぉ?
 探したんだよ~
 てか最初っからこうすればよかったかな~』




いつも通りの、明るい綾乃の声。





「何の用だ?」




『話しあるからさ~
 ちょっと来てほしいんだよね』





……話…?






< 204 / 271 >

この作品をシェア

pagetop