旦那様はヤンキーくん






「…こんな時だからこそ、笑うんじゃね?」



「………え?」



大翔があたしの頭をなでた。





「昔、俺交通事故に遭ったじゃん?
 危険だったぽいけど…助かったし。
 それは、夕衣が信じてくれたからも…
 あるって思ってるから。
 それに…危険とか言われても…
 100%死ぬわけじゃねえじゃん??」





「………大翔…」





「今更だから言うけどさ~
 俺が事故に遭って、起きた時…
 夕衣が抱きついて来てくれて…
 泣いてくれて…本当にうれしかった。ありがとな?」





あたしの目からはまた涙があふれる。






だけど、

さっきとは違う涙。















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