旦那様はヤンキーくん
―その時…
「美村さんは…
年下と年上どっちが好みですか?」
音が大きくてあんまり聞こえなかったけど、
蓮君がそう言った。
「え…
…どっちでもいいけど…」
っていうか、同い年がいい。
なんで同い年っていう選択肢がないのか…
「そうなんですか♪
俺も、どっちでもいいんですけど…
でも、基本俺の好みは美村さんみたいな…」
「…え?なんて??」
最後の方は声が小さくなって全然聞こえなかった。
―その時、蓮君が言った。
小さい声だったはずなのに
それだけはハッキリと聞こえた。
「あのッ…
年下彼氏でもいいですかッ??」
…………はい??????